【2026年】東京・六本木 ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ|美術館で味わう、満足たっぷりのフレンチ

美術館で作品を楽しんだあとは、余韻に浸りながら、おいしい食事を楽しむのはいかがですか。

今回ご紹介するのは、東京・六本木の国立新美術館にある「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」。

館内で目を引く、大きな逆円錐。その上部に広がるフレンチレストランです。

お店の歴史やシェフ、展覧会に合わせた特別メニュー、実際に食事をした感想をご紹介します。

1.ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼとは?

① 日本で最初にオープンした、ポール・ボキューズのブラッスリー

「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」は、2007年にオープンした、ポール・ボキューズのブラッスリーの日本第1号店です。

店名にあるポール・ボキューズ氏は、フランス料理を世界へ広めることに力を注いだ料理人。

その味や食文化を次の世代へ受け継ごうと、フランス・リヨンで、気軽に料理を楽しめるブラッスリーをつくりました。

店舗公式サイト(以下、「公式サイト」)では、おいしい料理やワインを囲んで仲間と語り合うことを、「談食」というコンセプトとして紹介しています(公式サイト」)。

フレンチというと、少し身構えてしまうこともありますが、こうしたお店の成り立ちを知ると、親しみが湧いてきます。

② 開業時からお店を支える料理長

料理長は、植田潤さんです(公式サイト)。

1995年にひらまつへ入社し、各店で経験を重ね、2007年1月のミュゼ開業とともに副料理長に就任。同年9月から料理長を務めています。展覧会に合わせた特別メニューの考案にも取り組んでいるそうです。

ポール・ボキューズの料理の基本としてあげられているのは、「良い素材、良い火加減、良い味付け」(公式サイト)。

今回、出てくる料理をどれもおいしくいただけた背景には、そんな基本を大切にする姿勢があるのかもしれません。

③ 大きな逆円錐の上で楽しむ食事

お店が位置するのは、国立新美術館の3階。吹き抜けにそびえる、大きな逆円錐の上部です。

下から見上げると、まるで宙に浮かんでいるような、不思議な場所。建物を眺める側から、その上で食事をする側へ移るのも、ここならではの楽しみです。

ガラスの外壁に面した開放的な空間で、料理とともに、美術館の建築も楽しめます。

店内には、白いテーブルクロスを掛けたテーブルと、オレンジ色の椅子。夜のガラス越しには街の明かりが見え、昼の美術館とはまた違った雰囲気です。

※展覧会の観覧券がなくても利用できます。


2.実食|メイン一品でも大満足

今回、二人とも「MENU ORANGE」(訪問時の基本料金は、1人税込4,840円から)というコースを選びました。

プティサレ、前菜、メインディッシュ1つ、デザート、食後の飲み物が付きます。

今回、二人が選んだ内容はこちらです。

項目私相方
前菜鴨のテリーヌカンパチのマリネ
メイン真鱈のロースト豚肩ロース肉のコンフィ
デザートラム酒風味のババ(+440円)クレーム・ブリュレ
別注文の飲み物シャンパン赤ワイン
食後の飲み物コーヒーコーヒー

MENU ORANGEでも「お腹がいっぱいになる」というスタッフの方のアドバイスを参考に、こちらのコースにしました。

食事を終えるころには、すっかりお腹いっぱいになりました。

※シャンパンと赤ワインはコース料金とは別です。料理によって追加料金がかかります。写真のメニューでは、ラム酒風味のババは+440円(税込)。飲み物の注文なども含め、会計額は選んだ内容によって異なります。

①前菜の前に

前菜の前には、ジャガイモのピューレのようなものと、フィナンシェのような小さなアミューズがサーブされました。

②前菜

私の前菜は鴨のテリーヌ、相方はカンパチのマリネを選びました。

鴨のテリーヌ カンパーニュ風には、リンゴと生姜のチャツネ、アーモンドを散らしたサラダが添えられています。

厚みのあるテリーヌに、たっぷりの葉野菜。前菜から、しっかりとした食べ応えを感じさせてくれる一皿です。

もう一皿は、軽く燻製をかけた鹿児島県鹿屋産のカンパチのマリネ。フレッシュトマトのラヴィゴットソースを合わせた料理です。

魚の上には小さな葉や薄切りのラディッシュが重なり、お皿の周りにはトマトの赤が点々と彩りを添えています。

同じ前菜でも、盛り付けの表情が違うのが楽しいところです。

③ メイン

メインは、私が真鱈のロースト、相方が豚肩ロース肉のコンフィです。

真鱈のローストには、じゃがいものエクラゼとほうれん草のエチュベが添えられ、ケッパーと香草風味の焦がしバターソースが使われています。

エクラゼは、じゃがいもをつぶしたもの。エチュベは、素材の水分などを生かして蒸し煮にする調理法です。メニューの言葉を少し知ると、お皿の中身も思い浮かべやすくなります。

豚肩ロース肉のコンフィは、ソース・シャルキュティエールに、グリーンピースとベーコンの軽い煮込み、にんにくのムースリーヌを合わせた一皿。

写真では、肉の上に葉野菜を重ね、周りにグリーンピースが並んでいます。付け合わせまで含めて、一皿にしっかりとしたボリュームがあります。

フレンチというと、少しずつ料理をいただくイメージがありましたが、こちらは私が想像していたよりも一品ずつがたっぷり。スタッフの方のアドバイスに納得しました。

④ デザート

デザートは、私がラム酒風味のババ、相方がクレーム・ブリュレを選びました。

ひとつは、「ラム酒風味のババ ヴァニラ風味のアイスクリームと共に」。つやのあるババにアイスクリームとクリームが添えられ、こちらも存在感のある一皿です。

もうひとつは、「“ムッシュ ポール・ボキューズ”のクレーム・ブリュレ」。広めの器いっぱいに、こんがりとした焼き色が広がっています。

料理をいただいてお腹は満たされていましたが、デザートまで楽しめるのは、コースならではのうれしさです。

⑤ 食後の飲み物

食後は二人ともコーヒーを。ポール・ボキューズのロゴ入りカップでいただきました。取っ手の形も個性的で、器にも目が向きます。

そして、何よりお伝えしたいのが、出てきたものが、すべておいしくて感激したこと。

一皿ずつの量にも満足でき、食後にはすっかりお腹いっぱいでした。

料理のおいしさに、ボリューム、そして美術館ならではの空間。これらを合わせて考えると、私にはフランス料理としては、とてもリーズナブルに感じられました。

※料理名と料金は訪問時のメニューをもとに記載しています。料理写真は二人分です。


3.企画展特別メニューも

美術館の中にあるレストランらしく、企画展にちなんだ特別メニューが登場するのも特徴です。

例えば、2026年秋には、「ルーヴル美術館展 ルネサンス」に合わせたコラボレーションコースが用意されていました。作品から着想を得た料理を通して、芸術と食の両方を楽しめる内容です。

項目内容
提供期間2026年9月9日(水)~12月13日(日)
ランチ7,300円(税込)/前菜・魚料理・デザート・食後の飲み物
ディナー9,500円(税込)/前菜・魚料理・肉料理・デザート・食後の飲み物

※ランチは追加料金で肉料理を追加可能。今回私がいただいた4,000円台のコースとは別のメニューです(公式サイトから転記)。

展示室で出会った作品を、今度は料理を通して楽しむ。美術鑑賞の余韻が、食卓まで続いていきそうです。


4.クリスマス特別ガラパーティー

食事の際には、「A Night at Brasserie Paul Bocuse Musée III」というクリスマス特別ガラパーティーの案内もいただきました。

公式サイトでも、2026年12月17日開催の特別ディナーが案内されていました。

項目内容
開催日2026年12月17日(木)
時間18:00受付/18:15開宴
料金1人16,500円(税込)
内容クリスマス特別コース、2時間のフリードリンク、クロースアップマジック
予約完全予約制・25組限定

クロースアップマジックは、目の前の近い距離で楽しむマジック。当日は、全テーブルでプロのマジシャンによる実演を楽しめるそうです(公式サイトより)。

1人16,500円と聞くと、普段の食事より少しぜいたくに感じます。

ただ、特別なフルコースに、2時間のフリードリンク、さらにマジックまで含まれていると考えると、見方が変わってきます。

食事に合わせて飲み物も楽しみたい方には、納得感のある選択かもしれません。フリードリンクの対象銘柄などは、予約前に確認しておくと安心です。

美術館が閉館したあとの空間で過ごす、少し特別なクリスマスの夜。こんな楽しみ方もあるのだと知りました。

※こちらのパーティーには参加しておらず、いただいた案内と公式情報をもとに紹介しています。


5.まとめ|美術館へ行く、もうひとつの楽しみ

国立新美術館の「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」。

印象的な建築の中で味わうフレンチは、一皿ずつに食べ応えがあり、出てくる料理はどれもおいしく、うれしい驚きのある食事でした。

スタッフの方のアドバイスで選んだ4,000円台のコースで、お腹いっぱい。味や量、雰囲気を合わせて考えると、私にはとてもリーズナブルに感じられました。

展覧会とあわせて訪れるのはもちろん、食事を楽しみに足を運ぶのもよさそうです。

次に国立新美術館を訪れるときには、展示を見る時間とともに、ここで食事をする時間も予定に入れたくなりました。


6.ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼの基本情報

項目内容
店名ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
所在地東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館3階
電話番号03-5770-8161
ランチ11:00~/ラストオーダー14:00
ディナー16:00~21:00/ラストオーダー19:30
定休日毎週火曜日(祝日の場合は翌日に振替)
予約ディナーのみ受付。ランチは予約不可
展覧会チケットレストラン利用のみの場合は不要
駐車場美術館に一般来館者用駐車場なし
公式サイトブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

※2026年10月確認。営業時間やメニュー、イベント内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。

【アクセス】

① 乃木坂駅から

東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札・6出口から国立新美術館直結。

② 六本木駅から

  • 東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分
  • 都営大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩約4分

※駅からの所要時間は、美術館までの目安です。


関連リンク

🌐 公式ホームページ

国立新美術館のレストラン | ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ【公式】
博六本木・国立新美術館内のフランス料理店「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」。上質な素材で作られた本格ブラッスリーの味を手頃な価格で楽しみいただけます。
国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

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